< 2017/05/30 更新 >



特定非営利活動法人 地球の友と歩む会/LIFE
LIFE: Live with Friends on the Earth

〒102-0071 東京都千代田区富士見2-2-2 東京三和ビル503
Tel:03-3261-7855 Fax:03-3261-9053
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設立年月 1998年4月
理事長: 向當 稔     
有給スタッフ(専従)  国内2人 海外1人
       (非専従)  海外1名

目的 

水・緑・人で国際協力」をテーマに、南インドとインドネシア スンバ島の農村に暮らす人々の生活向上を目指して活動を行っています。

活動概要   

◇活動分野 

水:井戸や用水路などの給水設備の整備

緑:土壌流出や環境改善、生活向上のための植林

人:村人の収入増につながる農業研修や職業訓練

◇作目 
穀物、野菜、畜産、果樹、植林

◇活動の形態 
資金協力、市民教育、資材供与

日本からのワークキャンプ参加者と協力して植林活動

対象地域・国

インド タミルナデゥル州、インドネシア スンバ島東スンバ件

◇地域概要  
純農村      

◇現地カウンターパート 
インド:
CIRHEP(Centre for Improved Rural Health and Environmental Protection) REYDS TRUST(Rural Education Youth Development Society) JSWET(Jai Shakti Women Empowerment Trust)

インドネシア:
ワインガップラジオマックスコミュニティー財団(ラジオMAX)

今後の活動予定

インド:タミルナデゥル州
@流水域の治水工事・有機農業研修とその販売
A村の中で収入が得られるミシン縫製研修と工場運営
B村の女性たちによる教育ローン基金の運営

インドネシア:スンバ島
@経済・環境負担のかからない有機農業研修
A生活用水や農業用の井戸・水道管敷設工事
B岩山や海岸を緑にするマングローブ・山林植林

過去の活動実績:国内

@グローバルフェスタやその他イベントでの啓発活動
A国際協力講座や勉強会(農村開発、参加型開発等)
B国際理解教育セミナー・ワークショップを通しての啓発

活動事例

インド:タミルナデゥル州

経済成長が著しいインドですが、農村部では今も生活が困難な人々が大勢暮らしています。お金のない村人は、乾期に育てる農作物がなく都市部に出稼ぎにいくなど、年間を通して安定的な収入を得ることが困難です。また農薬の過剰使用でやせた土地も多いです。インドの慣習で、村の外で女性が働くことに対して強い偏見があります。村の中で仕事がなければ、男性のように都市部へ出稼ぎにいくことすらできません。

そのような状況下で、私たちは以下の取り組みを行っています。

@流水域の治水工事・有機農業研修とその販売

雨季に増水した川や雨水を貯めるダムや貯水池の建設。建設後は利用する村人による農業組合が管理す仕組みを整えます。また知識不足による過剰な農薬使用や、現金に乏しい村人が農薬等を購入しないで農業ができるよう有機農業の研修を実施。都市部の富裕層を中心に有機野菜への関心が高まっているため、販路を確保し、収入向上に役立てています。

A村の中で収入が得られるミシン縫製研修と工場運営

古い慣習で村の外で働けない女性たちが、偏見を気にせず働ける環境を用意しました。縫製は花嫁修業の延長のように捉えられ、親族や村人の共感が得られやすい仕事です。縫製の仕事についた女性からは、夫が感化されてまじめに働くようになった、DVがひどかったが離縁することが出来たなど、村の中で女性の地位が向上するという副産物も得られるようになりました。

B村の女性たちによる教育ローン基金の運営

南インドの中学校進学率は90%を超えていますが、高等教育への進学は、経済的な事情で断念している家庭が多いです。そこで村の女性達の手によって、当会が出資したお金を融資する相互扶助組織を作りました。村の女性達によって、誰に融資するかを自分たちで決め、お金の管理や支払い期限などもすべて村の女性達によって運営されいます。この制度により、経済的に困難な成績優秀者でも、高等教育へ進学するチャンスが広がり、モチベージョンアップにつながっています。


インドネシア:スンバ島

インドネシアも経済成長が著しい国ですが、首都から離れたスンバ島では今も自給自足で生活をしている人々がいます。かつてスンバ島に豊かな森が広がっていましたが、森林被覆率が10%にまで激減。ですが、農村に暮らす人々は現金収入が得られず、子供の学用品を用意することもままなりません。伝統的に自給自足の生活をしていた彼らの生活が向上しなければ、森を増やすことができません。

そのような状況下で、私たちは以下の取り組みを行っています。

@経済・環境負担のかからない有機農業研修

伝統的に自給自足を行ってきた村人は、農業は特別な技能や知識、お金がなければ出来ないと思い込んでいます。家畜のフンが肥料になるという知識でされ、彼らには特別な知識なのです。みのまわりの自然物で農業が出来ることをまず啓発し、希望する村へ農業研修を行っています。

A生活用水や農業用の井戸・水道管敷設工事

スンバ島は乾期が10カ月もあり、大きな川以外は干上がります。また石灰岩が隆起してできた島といわれ、土のすぐ下は堅い岩盤が続いています。片道2時間以上もかけて水汲みを行う村もあります。そのような村で農業を行うことは難しいため、井戸や水道管の敷設工事を行っています。

B岩山や海岸を緑にするマングローブ・山林植林

スンバ島はかつて白檀が多い茂る島でした。ですが現金を得るために安易な伐採、生活利用の伐採、乾期が長い、石灰岩に覆われているため土壌流出しやすいなどで急速に森がなくなりました。

植林は、管理する人間がいなければ意味がありません。そこで州政府が管理する土地や、村人が森の恩恵を受けたいと希望する村、野菜畑と一緒に管理できる土地などを中心に植林を行う予定です。

参加を希望する方へ

経済成長が著しいインドとインドネシア。ですが農村部にまで、その力が波及していません。
私たちと一緒に、この格差を縮める活動を進めていきませんか?

◇会費 
個人 正会員12000円、賛助会員6000円  団体 20000円

◇ボランティア参加の募集 
国内事務、イベント、ニュースレター、翻訳、データ入力、海外活動

◇どなたでも参加できる企画 
講演会、報告会、学習会、スタディーツアー、ワークキャンプ、物資提供(書き損じハガキ、使用済み切手、プリペイドカード)