平成18年度実施した人材養成・研修事業 〈NGOスタッフの養成〉 の報告


       〜「農の心」と「共生」の大切さ 〜

有機農業をテーマにしたドキュメンタリー映画「いのち耕す人々」、および
講師を招いての各会を通じて、「農の心」と「共生」の大切さを分かち合う

 団体名

学校法人 アジア学院

 研修名

第11回 NGOワーカー養成国際セミナー

「日本の農村から発信する有機農業と
 共生のメッセージ」

  
 

 カリキュラム概要

  月/日/ 時間 / 講義タイトル
2月11日(日) 13:30 - 第一部ドキュメンタリー映画「いのち耕す人々」
2月11日(日) 15:30 - 第二部講義 「共生への展望」 講師 : 星 寛治氏
2月11日(日) 18:30 - 講師を囲んでの夕食・懇親会
2月12日(月)  7:00 - ほ場実習(講師4名が指導)
2月12日(月) 10:00 - 第三部座談会 「有機農業30年の村の風景ー実践を通して語る」
              講師 : 渡部 務氏、渡部 美佐子氏

 研修内容

「有機の里」と呼ばれる山形県高畠町において、1973年より有機複合農業に先駆的に取り組んだ農家の活動と経験を中心に有機農業運動と「共生」のテーマについて学んだ。
「安心して食べられるたべものをつくる」貴い働きに命を賭けている人々の映像から、「農の心」「農民の自立」の大切さを学んだ。
星講師の講義では、映像で描かれなかった高畠町有機農業草創期のエピソードや、今後の「共生社会」(地域内、都市・地域間、国際間)や食農教育への展望などが語られた。
2日目の座談会は、初日の内容を含め、参加者からの質疑応答が白熱した。

 研修参加者の声・感想や様子

・映像を通して様々な形で破壊されてゆく自然を取り戻す大切さを痛感。
さらに高畠の有機農家の方々が人間だけでなく生きとし生きるものを大切にして共生している姿に感動した。

・星先生の考えと今までの有機農業運動の取り組み、有機農業運動の歴史などすべてを聞けたことで自分自身の次の行動、生き方に影響を受けたと思う。

・座談会では具体的な現状を聞くことができ、また様々な質問をぶつけることができてよかった。生の声は本当にためになった。