平成15年度実施した専門家派遣事業からの報告 〈9〉 |
団体名 |
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準学校法人 アジア学院 |
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キャッチコピー |
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小規模農民に持続可能な有畜複合農業を |
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事業名 |
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北インドに於ける持続可能な |
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対象国 |
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インド |
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天恵緑汁の指導 |
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事業概要・実施状況 |
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日本よりAICAFの支援を受けた有機農業の専門家と畜産の専門家2名(志藤正一、高橋丈夫)及びアジア学院の教員で農業専門家2名(三浦照男、田坂興亜)を現地に派遣し、北インドのUA州ムスリー地区、オリッサ州ディプティプール地区、UP州アラハバート地区を訪問し、農民と対話を行うと同時に、現場でのプロジェクトの計画・実行に関する助言を参加型手法を用いて行うと同時に、持続可能な農業ワークショップを行い、現地スタッフ及び農村リーダーに農業技術指導を行う。 |
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指導内容 |
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インド・ウッタラプラデシュ州アラハバートにあるアラハバード農科大学継続教育学部を中心に、持続可能な循環型有畜複合農業システムを普及するために、有機的有畜複合農業の考え方、自然養鶏、有機質肥料製造、発酵飼料、バイオガス、炭焼き等の技術研修指導を行う。 |
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成果、現地の方の反応など |
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農民が率先してやることが持続可能な有畜複合農業の絶対条件である。それは、農民が自分で考え、実践し、そして改良した結果、定着するものだからである。専門家は、農民に、良い意味で刺激を与え、さまざまな選択が持続可能な農業にあるのだということを分かってもらうことだと思う。実際に、実際に我々の行った実習、講義に、農民、現地NGOスタッフは、目を輝かせて聞き、興味を持ってメモをとっていた。 |
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派遣専門家から一言 |
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有機物もない、資材もない、道具もない中で地域の自然や資材を活用した有機的な農業開発を、と言うのだからなかなか難しい話であるが、今回の訪印は私にとっては1回目のことであり、事情がよくわかっていないことも考えられるので、今後農民の皆さんが自分たちで地域の資材を発見し、それらを活用して土地を豊かにしていくことを期待したいと思う。 |
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