平成15年度実施した専門家派遣事業からの報告 〈10〉 |
団体名 |
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特定非営利活動法人 国際開発フロンティア機構 |
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キャッチコピー |
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農村地域の農民組織の創設と育成を通じて、営農改善による農家所得の確保と女性の地位向上を |
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事業名 |
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対象国 |
農村地域における女性の地位向上と農民組織化支援 |
ガーナ共和国 |
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事業概要 |
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伝統的村落社会における貧しい小農の組織化を行い、土地利用の高度化と営農改善を図るための支援事業を実施している。あわせて、地域の農村女性の地位向上のため換金作物の導入支援を行い、自主的なマイクロ・クレジット設立による小口営農資金の貸付を実施している。 |
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指導内容 |
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事業対象地域のガーナ北部タンピオン村に、毎年、2名の専門家を派遣して現地のNGO(MAID)の協力のもとで、マイクロ・クレジットによる農民組織化と栽培技術の指導による作付方式の改善を行っている。女性の現金収入確保のために現地生産のシェア・ナッツを加工販売する指導を実施。 |
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成果、現地の方の反応など |
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地域の土地利用の効率化を図るため、大豆や胡麻の栽培指導に当たったが、200名以上の希望者のうち25名ほどの農家を選定し、さらにマイクロ・クレジット運営の中核となる女性10名を組織したが、これまで4年間で自主運営が成功し貸付と償還が円滑に行われ、村落全体での評価は良好である。 |
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派遣専門家から一言 |
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農家の意識向上によりマイクロ・クレジットが円滑に運営され、地元のNGOとの協力指導が活かされて嬉しい。今後とも換金作物、例えばネリカ米栽培の導入などにより貧困軽減に努力したい。 |