平成17年度実施した専門家派遣事業からの報告 〈4〉 |
~ 実践的研修で最新技術とローカル技術の結合を目指す ~ |
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団体名 |
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特定非営利活動法人 ブリッジ エーシア ジャパン |
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事業名 |
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ミャンマー中央乾燥地水供給事業 |
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対象国 |
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ミャンマー |
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事業概要 |
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1999年からミャンマー中央乾燥地域は乾燥地農業地域である。当団体は水を得るのが大変困難なマンダレー管区チャウパドン郡とその周辺郡で新規深井戸建設と既存井戸修繕を通して地域住民に安全な水を供給している。また井戸の長期的管理をめざして村落住民への基礎トレーニングや井戸経営のアドバイスも行っている。 |
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指導内容 |
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掘削技術専門家と掘削機械専門家を派遣し、現状の問題を洗い出し、実践的解決方法を探った。特にあらゆるものが「ないないずくし」の環境の下で何が出来るのか参加した研修生との議論をおこなうなかで最新の技術とローカル技術の接点を模索した。 |
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成果、現地の方の反応など |
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研修と同時進行していた新規井戸掘削過程を研修に取り込み、最終工程を無事終了することが出来た。またカウンターパートの協力を得て8年前に建設された既存井戸のメンテナンスを実施して減少していた水量を回復させた。 |
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派遣専門家から一言 |
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掘削機械の使用に関しては、よく此処まで我慢して修繕を繰り返しながら使用しているなと感心させられる。日本の技術者が忘れてしまった、「直して再利用する技術」が生きており、これには頭が下がる。 |
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